この記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。詳細は広告掲載ポリシーをご確認ください。
こんにちは!
Xiaomi Japanから、ゲーミング性能に特化した新しいスマートフォン「POCO X7 Pro」が発売されました。
この製品は、高性能と手頃な価格を両立させ、ゲームや性能重視のユーザーの注目を集めそうです。
今回は、POCO X7 Proの特徴や技術的な側面を詳しく見ていきましょう。

製品の特徴
圧倒的なパフォーマンス:Dimensity 8400-Ultra搭載
POCO X7 Proの心臓部には、MediaTekの最新プロセッサ「Dimensity 8400-Ultra」が搭載されています。
このチップセットは、オールビッグコア設計を採用しており、ゲームプレイ中の安定したフレームレートと低消費電力を両立しています。
Dimensity 8400-Ultraは、1個のCortex-A725コアが3.25GHzで動作し、3個のCortex-A725コアが3.0GHz、残りの4個のCortex-A725コアが2.1GHzで動作するという構成になっています。
この設計により、高負荷時には高クロックのコアが活躍し、軽い作業時には低クロックのコアが省電力で動作するという、効率的な処理が可能になっています。
GPUにはMali-G720 MP7が採用されており、前世代と比較して24%高いピーク性能と42%の省電力化を実現しています。
これにより、最新のモバイルゲームでも高画質・高フレームレートでのプレイが可能になっています。

革新的な冷却技術:LiquidCool Technology 4.0
POCO X7 Proには、「LiquidCool Technology 4.0」と呼ばれる最新の冷却システムが搭載されています。
この技術は、従来のヒートパイプ方式を大きく進化させたものです。
LiquidCool Technology 4.0の特徴は以下の通りです:
- 約5,000平方mmの大型放熱面積
- 独自のベイパーリキッド分離技術
- 単一指向性サーキュレーション構造
この冷却システムは、気体と液体の流れを分離することで、より効率的な熱伝導を実現しています。
また、AIを活用して発熱しやすい箇所を素早く認識し、集中的に冷却を行うことができます。
従来のベイパーチャンバー方式と比較して、液体冷却の熱伝導率が3倍に向上しているとのことです。
これにより、長時間のゲームプレイでも安定したパフォーマンスを維持することが可能になっています。
大容量バッテリーと高速充電
POCO X7 Proは、6,000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。
これは、POCO Xシリーズ最大のバッテリー容量であり、従来モデルから1,000mAh増加しています。
バッテリー持続時間の目安は以下の通りです。
- 連続使用:約14.5時間
- 動画視聴:20時間以上
- 音楽再生:17時間以上
- ナビゲーション:12時間以上
- PUBGプレイ:8時間以上
また、90Wのハイパーチャージ技術により、わずか42分で100%まで充電することができます。
これは、自社開発のSurge P2チップと58の安全対策によって実現されています。

高品質ディスプレイ
POCO X7 Proは、6.67インチのAMOLEDディスプレイを採用しています。
このディスプレイの特徴は以下の通りです。
- 解像度:2,712 x 1,220ドット(1.5K CrystalRes)
- リフレッシュレート:120Hz
- ピーク輝度:3,200nits
- コントラスト比:5,000,000:1
- 色域:DCI-P3広色域対応
また、16,000段階の明るさ調整と1,920HzのPWM調光に対応しており、目への負担を軽減する工夫がなされています。
カメラ性能
POCO X7 Proのカメラ構成は以下の通りです。
- メインカメラ:5,000万画素(Sony IMX882センサー、F値1.5、OIS搭載)
- 超広角カメラ:800万画素
- フロントカメラ:2,000万画素
メインカメラには、光学式手ブレ補正(OIS)が搭載されており、暗所でも鮮明な写真を撮影することができます。
また、RAWベースのアルゴリズムを採用したPOCO Imaging Engineにより、光と影の表現力が向上しています。


その他の特徴
- IP68準拠の防塵防水性能
- 3つのTÜV Rheinland認証
- ウェットタッチディスプレイ(濡れた指や油っぽい指でも問題なし)
- Wi-Fi 6およびBluetooth 6.0対応
- 画面内指紋センサー
- 赤外線ブラスター搭載



技術解説
Dimensity 8400-Ultraの詳細
Dimensity 8400-Ultraは、TSMCの4nmプロセスで製造されています。
このプロセスにより、高性能と低消費電力を両立しています。また、LPDDR5X RAMとUFS 4.0ストレージをサポートしており、高速なデータ転送が可能です。
AIパフォーマンスも向上しており、前世代と比較して50%の性能向上を実現しています。
これにより、カメラの画像処理やゲーム内のAI処理などが高速化されています。
LiquidCool Technology 4.0の仕組み
LiquidCool Technology 4.0は、「ループヒートパイプ」と呼ばれる技術を採用しています。
この技術は、以下の要素で構成されています。
- 蒸発器:熱を吸収し、冷却液を気化させる
- 凝縮器:気化した冷却剤を冷却し、液体に戻す
- 補充チャンバー:液体を蒸発器に送り返す
- ガスパイプと液体パイプ:気体と液体を分離して循環させる
この仕組みにより、従来のヒートパイプよりも効率的に熱を分散させることができます。
また、テスラバルブと呼ばれる一方向弁を使用することで、気体と液体の流れを制御しています。
他社製品との比較
POCO X7 Proは、同価格帯の他社製品と比較して以下のような利点があります。
- 高性能プロセッサ:Dimensity 8400-Ultraは、同価格帯のスマートフォンに搭載されているプロセッサよりも高い性能を発揮します。
- 優れた冷却性能:LiquidCool Technology 4.0は、長時間のゲームプレイでも安定したパフォーマンスを維持できます。
- 大容量バッテリーと高速充電:6,000mAhのバッテリーと90Wの急速充電は、同価格帯のスマートフォンではあまり見られない組み合わせです。
- 高品質ディスプレイ:3,200nitsの高輝度ディスプレイは、屋外での視認性に優れています。
- 防水防塵性能:IP68準拠の防水防塵性能は、この価格帯では珍しい特徴です。
スペック一覧表
項目 | 仕様 |
---|---|
プロセッサ | MediaTek Dimensity 8400-Ultra |
CPU構成 | 1x Cortex-A725 (3.25GHz) 3x Cortex-A725 (3.0GHz) 4x Cortex-A725 (2.1GHz) |
製造プロセス | TSMC 4nm |
GPU | Mali-G720 MP7 |
RAM | 8GB / 12GB (LPDDR5X) |
ストレージ | 256GB / 512GB (UFS 4.0) |
外部ストレージ | 非対応 |
ディスプレイ | 6.67インチ AMOLED |
解像度 | 2,712 x 1,220ドット (1.5K CrystalRes) |
リフレッシュレート | 120Hz |
タッチサンプリングレート | 240Hz |
ピーク輝度 | 3,200nits |
コントラスト比 | 5,000,000:1 |
色域 | DCI-P3広色域対応 |
明るさ調整 | 16,000段階 |
PWM調光 | 1,920Hz |
メインカメラ | 5,000万画素 (Sony IMX882、F1.5、OIS) |
超広角カメラ | 800万画素 |
マクロカメラ | 200万画素 |
フロントカメラ | 2,000万画素 |
バッテリー容量 | 6,000mAh |
充電 | 90W有線急速充電 (Surge P2チップ搭載) |
生体認証 | 画面内指紋センサー、顔認証 |
防水防塵 | IP68 |
SIM | デュアルSIM (nanoSIM + nanoSIM) |
5G対応 | 対応 (SA/NSA) |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax) |
Bluetooth | Bluetooth 6.0 |
NFC | 対応 |
赤外線 | 対応 (赤外線ブラスター) |
オーディオ | デュアルスピーカー、Dolby Atmos対応 |
イヤホンジャック | 非対応 |
OS | Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース) |
サイズ | 75.24 x 160.75 x 8.29mm (プラスチック筐体モデル) 75.24 x 160.75 x 8.43mm (PU筐体モデル) |
重量 | 195g (プラスチック筐体モデル) 198g (PU筐体モデル) |
カラー | ブラック、グリーン、イエロー |
その他の機能 | LiquidCool Technology 4.0 (冷却システム) POCO Imaging Engine (画像処理エンジン) X-axis線形振動モーター |
価格・発売日情報
モデル | メモリ/ストレージ | 価格 | 発売日 |
---|---|---|---|
POCO X7 Pro | 8GB / 256GB | 49,980円前後 | 2025年2月12日 |
POCO X7 Pro | 12GB / 512GB | 59,980円前後 | 2025年2月12日 |
※価格はオープンプライスのため、実際の販売価格は販売店によって異なる場合があります。
まとめ
POCO X7 Proは、高性能プロセッサ、革新的な冷却技術、大容量バッテリー、高品質ディスプレイを搭載しながら、5万円台という手頃な価格を実現した注目のスマートフォンです。
ゲーム愛好者はもちろん、日常的に高い処理能力を必要とするユーザーにとっても魅力的な選択肢となるでしょう。
最新のDimensity 8400-Ultraプロセッサと独自のLiquidCool Technology 4.0の組み合わせは、長時間のゲームプレイでも安定したパフォーマンスを発揮します。
また、6,000mAhの大容量バッテリーと90Wの急速充電機能は、バッテリー切れの心配を解消してくれるでしょう。
高輝度AMOLEDディスプレイ、高解像度カメラ、IP68の防水防塵性能など、日常使いにも十分な機能を備えているのも魅力的です。
価格性能比に優れたPOCO X7 Proは、スマートフォン市場に新たな風を吹き込む製品となりそうです。
高性能スマートフォンを手頃な価格で手に入れたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。